HYPERWORLD
NEURODIVERSITY
DEVELOPMENT.
2017.6月. NYKドキュメンタリチームと著書[ハイパーワールドー共感しあう自閉症アバターたち](NTT出版)に登場した仮想空間の自閉症アバターたちを現実世界で訪ねる旅にでました。ディープでハイパーな人々の脳内世界を現実の生活の中に訪ねて全米各地を訪問する、貴重な体験でした。
自閉症スペクトラム当事者たちのアバターによる相互支援活動を
取材する池上のアバターとNHKクルー(左上)
DEEPER UNDERSTANDING
THROUGH MUTUAL DISCUSSIONS
今回訪問した方々は、みな長年アバターとしておつきあいしてきた方ばかり。南部テネシーの片田舎、アラカンサスの州都リトル・ロック、ワイオミングの美しい山岳都市ジャクソン、灼熱のメキシコとの国境沿いの町などを訪ねて全米を回遊、 まさにインテンスな16日間。
お訪ねした方々は、社会にもミドルクラスのかた、労働者階級そして貧困と失業に悩む人、そして教育もさまざま。そして自閉症の現れ方も大変違うかたがたでしたが、
ときには心が震えるような深い会話もありました。
そしてそれぞれつつましく暮らしながら、仮想空間で想像の翼を広げる人々に、自閉症的文化がありのままに受け入れられる社会であってほしいと、心から思いました。
NHK・Eテレ|ハートネットTVで、本書『ハイパーワールド―共感しあう自閉症アバターたち』より生まれたドキュメンタリーが放映されます。自閉症者にはないとされてきた「他者への共感性」が、ヴァーチャルコミュニケーションの世界では豊かに存在していることを発見した著者が、自閉症アバターに出会う旅を通じて脳神経の多様性を認め合う社会について考えます。~)
NHK (Eテレ)放送予定
2017年9月26日(火) 20:00~『自閉症アバターの世界 第一夜、脳内への旅』(再放送は10月3日 13:05~)
2017年9月27日(水) 20:00~『自閉症アバターの世界 題二夜、仮想と現実を生きる』(再放送は10月4日 13:05~)
*) 9月26日放映の内容紹介は、http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201709262000*) 9月27日放映の内容紹介は、http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201709272000
NHK World
NHK 国際放送、ダイレクトトークで、ニューロダイバーシティについて語ります。
2018年1月17日水曜日20:45-21:00(日本時間)
全世界放送ですので、TV放映は日本時間で表示していますが、NHKワールドのウェブサイトからヴィデオがごらんいただけます。
リアルで自閉圏の友人にインタビュー
ワイオミングのラリーさんと
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江戸のネットワークとアバターの世界
歴史社会学にもどると。。。
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拙著、美と礼節の絆(NTT出版)挿絵から。原本はBritish Museum 蔵。狂歌のサークルがまるで自閉症アバターの円座のようだ。この著書では、歴史社会学とネットワーク理論の上から、江戸時代の文芸、芸能サークルが、身分制社会の裏側に隠れ家的ではあるがパワフルな市民的付き合いの世界を創り上げていたことを実証した。
SXSW 「サウスバイサウスウェスト」 で Avatar for Neurodiversity (アバターと神経多様性)について講演
テキサス州オースティンにて。2018年3月。
米国ではコンベンションが盛んだけれど、最近最もクールで成功している例としてよく採り上げられる、サウスバイサウスウェスト・SXSWという会議。テキサスであってテキサスでないといわれるくらいクリエイティブで若い人々に人気がある街だけれど、そこに参加するだけで1300ドル以上の会費/入場料を払ってこの会議にやってくる人たちとで街も道路もホテルも埋め尽くされる。みな創造的で格好いい。その数40万人以上とかいうけれど、確かにすごい人の海。
スタイリッシュな人が多いのは、フィルムと音楽の分野の祭典として有名だからだろう。ヴァーチャルリアリティなどのIT関係の人々のネットワークの場としてもよく知られている。私は、Interactive という部門で、XPrize という団体が主催するアバターという題のパネルで講演したが、仮想テクノロジーを、ダイバーシティのためにどう使うかといういつもの主張。学術会議とはまた違う聴衆だったけれど、幸い会議後の驚くほど熱い反響があった。
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